
聖陵会の海外ボランティア事業が
NPO法人として認定されました。 |
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聖陵会では、これまでのカンボジアのアンコール小児病院・タイの山岳少数民族への医療などの支援活動・カメルーンの奥地ミンドゥールで森林伐採に苦しむピグミー族を支えるシスター末吉氏のサポートといった、海外ボランティア活動を展開してきました。そして、これらの活動の今後更なる発展を目指すべく、海外ボランティア事業を中心としたNPO法人を設立させることを決意し、この度2006年12月6日(水曜日)に無事NPO法人の認定を得ることが出来ました。 NPO法人 The Tree Of Minority Tribes |
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シスター末吉さん3年振りの訪問
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シャルトル聖パウロ修道女(東京)から、熱帯雨林という厳しい気象条件のカメルーン奥地に派遣されて12年。3年振りの一時帰国で貴重な日本滞在期間の最中、わざわざ聖涼祭に駆けつけて下さったシスターは、相変わらず優しく、静かに微笑んでいました。 高倉 |
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シスター末吉さん来日
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水と人 |
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| タイでのゴンゴバの活動の一つが給水システムの構築である。下図を参照してほしい。それまではこの村の人達は、水源1まで毎日水汲みに出かけ水を確保していた。これはかなりの重労働であり、そのため生活に必要な最低限の水しか運べない。そこで、村から4km離れているが、標高のより高い位置にある水源2から水を引くことにした。その全長にわたってパイプを敷くわけだが、水源から一旦90m下の平地までおろし、そこから50mの高さの村まで水を上 げ、その差40mの圧で村に水を供給する。原理だけ述べると簡単なようだが、Aの部分のパイプには90mの水圧がかかるため破裂の危険性があり、また土砂により時々閉塞することもあり、この設置にはかなりのノウハウを必要とする。この方式を考え出したのは、現地で少数民族支援のNGO活動をしているクニカ氏である。このクニカ氏の指導のもとに学習院とタイの学生がパイプを敷いた。この方式の良いところは、モーターなどの動力を全く使わないことだ。設置もその維持管理も人手だけでできる。土砂によるパイプの閉塞は定期的にAの部分のパイプだけを掃除すればよいし、万一破損したときは一時的に竹を使って代用できる。 その結果、一度給水システムを設置すると、村人だけで永続的に管理・利用できる。 このようにして湧き水を水源として、村の各戸に水道を設置できるようになった。これにより、村人が重労働から解放され、その時間をもっと別のことに費やせるようになる。常に水を利用できるため料理、洗濯、水浴びなど日常生活に必要な事柄が画期的に便利になる。トイレも水洗にできる。最先端の医療がなくても、衛生環境をよくするだけで、かなりの伝染病、皮膚病、胃腸病などを予防できる。 その結果、わずか1年の間に18戸だった村の戸数が31戸に増えた。今回、村を訪れたときはさらに2戸ほど建築中だった。村の人口も倍に増えた。 人類の文明は大河の流域から生まれた。水は人間にとって根源的のものである。タイの少数民族の中にも人類の文明発祥の原型を垣間見ることができる。 |
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聖陵ストリーム施設長 小南達矢 |
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夜明けまで、まだしばらく時間があるころから、ニワトリの大輪唱が始まる。そして、夜が白み始める頃、村長さんの敷地内に構えた我が岩里診療所兼住居のテント横の道を水牛が群れをなして放牧に向かう。首に掛けられた木製の鈴と小走りで走り行く音が、コロコロコロ、ドッドッドッと調和して心地よい。GONGOVA2006の朝はこのようにして始まる。今年はタイ北部の都市メーホンソンより西南西に車で2時間、ミャンマー国境付近のバンフェイケオボン村での活動である。ここは、40世帯約160人の白カレン族の村で、ほとんどの住民がキリスト教徒であると聞いた。休息日にはミサに参加させていただき、白カレン族の文化に触れることが出来た。 聖陵花月クリニック・院長 井原 亮 |
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