HOME > ボランティア活動 |
![]() |
![]() |

平成18年3月11日(土)、カンボジアのアンコール小児病院から、現地スタッフ3名(Dr.サー・ブッティ氏、Ns.ホー・ソファル氏、Ns.赤尾和美氏)が来訪され、聖陵ストリームにて、アンコール小児病院の現状報告をしてくださいました。 現在のアンコール小児病院は、カンボジア国内においても高い医療水準を誇るまでに成長しており、医療の教育機関として看護学生の受け入れ・指導を行う施設となっています。 やってくる患者さんは毎日多数ですが、「出来る限り一人一人の話や相談を聞き、コミュニケーションを図るように心がけています」とのことでした。また、外科手術なども請け負っており、その様子を写真で見せていただいた際、腸内から多量の寄生虫が摘出されたケースの説明を受けたときは少し驚きました。こうしたケースは珍しくなく、地元住民の衛生管理が出来てないために、この様に体内に菌や寄生虫が入り込みやすい状況があるのだということでした。 この事態を改善すべく、病院での衛生管理の指導を行うことも重要な仕事となっています。しかし、病院では指導に納得していた人たちも、いざ帰ってみて実行しているかといえば、中々出来てはいないそうです。そのため、このような衛生管理指導や、疫病、またはあらゆる感染症(HIVなど)の予防を図るべく、訪問看護の実施とその拡大に取り組んでいるというということでした。 報告会を聞き終え、現地の状況がいかにシビアなものであるかを目の当たりにしました。同時に、私達のアンコール小児病院への基金は、そんな状況においても前向きに奮闘しているスタッフの方々の活動に活かされ、そしてそのスタッフを通じてたくさんの患者さん達の救護に役立っていることを改めて感じました。 ・・余談ですが、 |
ボランティア委員会 委員長 内村 博 |
![]() |
![]() |
■Voice Of Friends | |
いまだ、800万個にものぼる地雷が埋まったままでいるカンボジア、その中でいつも犠牲となるのはこどもたちです。 地雷を踏み大けがをしてしまうこども、先進諸国では見られなくなった小児伝染病になっても治療が受けられないでいるこども。 |
![]() |
そんなカンボジアのこども達を、無料で治療する病院が「ア ンコール小児病院」です。 写真家・井津建郎によって1995年に創立された非営利福祉団体フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダー(国境なき友人)によるこのプロジェクトは、カンボジア古代の都・アンコー ル、現シュレムアップ市に世界中の3000人を越す方々のご協 力のもと1999年2月22日完成しました。 州立病院の小児科担当病院として、救急室・手術室・リハビリ病棟を含む60床を持ち、開院以来毎日100人を越す小児患者を診察・治療しています。また、カンボジア保険省への引渡し2007年まで、カンボジ ア人による地元に根付いた運営を目指し、医師・看護師・事務員の教育のみならずシュレムアップ州保健局や近隣の州立病院の医療スタッフの受け入れ教育制度にも、治療と同等に重点をおいています。 |
当院では、アンコール小児病院の医療向上発展を目指し 現地より、医師・看護師の研修を受け入れ支援しています。 |
|
![]() |
カンボジアから来た医師 |
アンコール小児病院からピヤクトラ医師とロング・セタ事務長の2人が日本にこられ福岡の池友会の各施設で研修を受けられます。 お二人は2週間の予定で日本の効率的な病院運営を経験し、アンコール小児病院のスタッフへの指導や、カンボジアの医療社会に役立てる為に各施設で研修をされます。 1月24日には日田にもこられ当法人の施設を見学されました。聖陵岩里病院では各職場を見学し簡単な説明を受け、感染病患者との接し方や消毒方法を中心に研修され、山田院長から院内感染マニュアルの説明を受けていました。6月・11月にも同様に2人づつ日本に来られて研修される予定だそうです。(05.02.18) |
![]() |
友情と愛のシンボルである「アンコール小児病院」を維持するため年間約6千万円の運営費をまかなう「アンコール・フレンズ基金」の賛助会員を募っています。 皆様の年会費6千円で、カンボジアのこども達の医療品40人分 を購入することができ、また、現地医師の給料の10日分、約150人のこども達の診察医療ができます。 1960年代から続いた内戦により、疲弊したカンボジアの罪無きこども達の明るい将来のため、皆様の「アンコールフレンズ基金」へのご協力をお願いします。 |
年会費一口6千円 【お問合せ・お申込み】 |